※プロジェクト●風にお送りします(笑)
神の手～外科医の日々～
今日のプロジェクト●は、人の命を救う医者
その世界では一流の中の一流といわれる、ﾌﾞﾗｯｸｼﾞｬｯｸのその日常に迫る！
今回密着取材をするに当たって我々は多額の費用を犠牲に払ったのだった…(泣)
♪オープニング
岬に佇む小さな家
ここに天才的腕を持つﾌﾞﾗｯｸｼﾞｬｯｸ、本名間黒男が住んでいる
「本名は言わんでいい」
「くろおしゃんｖ」
「こら!ピノコ、その呼び方はやめろ！」
「いいじゃな～い、く ろ お しゃんＶｖ」
「まったくお前って奴は////」
いきなりバカップルぶりを見せつけられる
あの冷酷非道な彼がこの子の前では緩くなるようだ
まさか…！！！
「うるさい！！はやく取材料三千万円支払え」
(無視)
えー…
彼の朝は彼の子、ピノコちゃんの呼び掛けで目覚め・・「ピノコキィーーークゥゥゥ！！！！！」
のああああああああああ！！
バタッ(転倒)
「ころもじゃなくて、お・ く ・た ・ん！！
ピノコはちぇんちぇいのおくたんなのよさ。訂正しなちゃい！」
すみません…(イテテ…)
……彼のおくたん？のピノコちゃんの呼び掛けで起きる
「疑問形が気になるけろ、まあいいよのさ」
ピノコちゃんはその小さな体で家事をこなすだけでなく助手として彼をサポートしている
(無免許)開業医の朝はゆっくりだ
「はい、ちぇんちぇい！あ～～ん」
「あ～…はっ！！！」
………………………………どうぞ続けてください。
視聴者の皆様、しっかり目に焼き付けてください！！これがあの法外の治療費を要求するﾌﾞﾗｯｸｼﾞｬｯｸです！！
「カメラを止めろ」
うわぁあ！メスでカメラ一台壊れたぞ！！
…ちょ 朝食の後
ﾌﾞﾗｯｸｼﾞｬｯｸは診察室でカルテの整理、医療資料を読み日々研究に勤しむ
その真剣な目
まるで先ほどの朝食時とは別人だ
「おい…取材費値上げするぞ(ニヤリ)」
…………
おっとそこに助け船の如く電話が鳴った(嬉)
どうやら末期癌の患者から依頼のようだ
「ピノコ、行くぞ」
「アラマンチュー！」
こんな真夏の日でもコートを羽織り颯爽と車に乗り込む
我々も同行
しかし神業を垣間見れることを期待していたが、本人の要望により手術室に入ることはできず…
その代わり
過去のオペ中の様子を入手
『汗』
『…………(フキフキ)』
『お前じゃない、ピノコ、おい！なんで汗を拭かないんだ！』
『らってこの人がさっさとやっちゃうんらもん』
『………(ギロっ)』
彼にとって汗拭くだけにもこだわりがあるようだ
六時間に及ぶ手術が終わったようだ
彼はまた人の命を救った
仕事が全くない日もあれば多くの依頼が入る日もありその日によってまちまちだ
一度の手術で多額の治療費を要求するがその使い道は何だろうか
「島を買う。美しい自然を維持できるよう、誰にも侵されぬようにな」
そう語る表情はなんとも優しげだった
「後は最新医療機材だな…」
無免許とはいえ、元々は医師免許を持っていたという
なぜ免許を無くしたか
そして彼程の優秀な腕を持つのになぜ、また医師免許を取ろうしないのか
彼はその問いに答えることなく明かしてはくれなかった
見た目や行いだけで極悪だと判断していたが、密着取材を通して彼の人柄を少しだが見れた
《午後１７時》
「ちぇんちぇ～い！あと3周だよ、もっと早く歩きなちゃい」
長時間のオペの後で多少疲れてるように見えるﾌﾞﾗｯｸｼﾞｬｯｸ先生
夕方近くの公園を5周するのが毎日の日課だそうだ
「いつも移動が車らから運動しなきゃ太っちゃうし、お医者しゃんは体力つけなきゃもたないのよさ」
そう語るピノコちゃん
彼の健康管理を受け持つ彼女がいるからこそ奇跡のオペができるのであろう
《午後２３時》
「お前さんたち、いつになったら帰るんだ？」
先生が就寝するまでですよ！(寝顔を撮るまで帰りません。だから早く寝てください)
「ピノコちゅかれた～」
「そうだな、部屋行くか」
よし、我々やっと帰れる(感涙)
！？
あの…ﾌﾞﾗｯｸｼﾞｬｯｸ先生？ピノコちゃんの部屋あっちですよ？
そこ先生の部屋じゃ…
「…それがどうした、入るのか？」
寝顔撮るまでが我々の仕事ですし入りますよ？
「悪趣味だな。
残念だが、これからまだまだ運動するんだ」
え？ さっき散歩したのにまだ運動するんですか？！
「ああ。散歩より体力つくしな」
体力維持に余念がない
さらにハードな運動をするとは自分に対しても厳しい
「見たければ構わないが(笑)規制かけないとやばいんじゃないか？特にお宅の局ならね…」
規制？
あの先生一体何の運動を？？
あ"！！
ザァァァァァーー(砂嵐)
♪エンディング
しし視聴者に誤解を持たれる最後だったが、ﾌﾞﾗｯｸｼﾞｬｯｸ先生はただエアロビをやってただけである(汗
無免許ながらも彼を必要とする人間は後を絶たない(棒読み)